
シャンプーの目的
☆被毛を清潔に保つ 皮膚や被毛の汚れを放置してしまうと・・ ・皮膚の状態が悪化し、皮膚病が起こる ・被毛のもつれ ・悪臭を放つ などの原因になりかねません。 ☆外部寄生虫(ノミ・マダニ)の防止
シャンプーの種類

シャンプーの頻度
シャンプーの手順
シャンプーをする前に・・ シャンプーを皮膚に届きやすくし、洗浄後の毛玉を防ぐため、シャンプーをする前にブラッシングを行いましょう。
- 1.からだ全体を濡らす
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ぬるま湯又は水でしっかり濡らしましょう。 表面についた汚れをざっと落とし、薬剤が皮膚に届きやすくする効果があります。
- ポイント 水の温度は、約25~30℃程がおすすめです。 人肌では少し冷たいくらいですが、人より表皮のうすい犬にとっては適切となります。また、水のシャワーで皮膚を冷やすクーリングはかゆみを減らす効果もあります。
- 2.シャンプーを皮膚になじませる
シャンプーを地肌に優しくマッサージするように、泡立てながらなじませます。 強くこすりすぎると、皮膚を傷つけてしまうので注意しましょう。 泡立ちが悪くなったら、シャンプーを手のひらに追加して使用します。
- ポイント 皮膚病のある子の場合は、症状のある部分から洗い始めることで、薬剤をより長く浸透させることができます。 全身を洗うことが難しい時には、症状の重いところを部分的に洗うだけでも効果的です。
【薬用シャンプーの場合】 効果を正しく発揮させるには、薬剤を10分間皮膚につけた状態で保つことが大切です。 10分間、じっとさせておく事はなかなか難しいかと思います。 症状の重いところから泡立て始めるだけでも、全身に辿りつく頃にはその時間浸透します。 その他、フードを使用したり、軽くお散歩をしたりするのもいいかもしれません。 【一般シャンプーの場合】 1度しっかりとぬるま湯ですすいだ後、2度目のシャンプーをしていきます。 2度目は、成分が皮膚や被毛に行き渡るように、しっかりと時間をかけてマッサージします。 目安として5~10分間かけます。
- 3.泡がなくなるまで洗い流す
- シャンプー後は、ぬるま湯又は水のシャワーで、丁寧に洗い流します。
- 4.やさしく、しっかり乾燥させる
- 乾燥はタオルドライを中心にします。 皮膚が弱い子の場合には、ゴシゴシこすると皮膚を傷つけてしまいますので気を付けましょう。 ドライヤーを使用する場合は、皮膚が温まりすぎないように注意しましょう。 手で、被毛や皮膚の温度を確認しながらあてていきましょう。
- ポイント 乾燥しすぎると、かゆみが生じることがあります。必要に応じて保湿剤を使用しましょう。
シャンプーの種類・頻度は皮膚の状態によって異なります。 「うちの子はどうかな?」と気になるときは、お気軽にご相談ください。 ご自宅でのシャンプーは、慣れるまで大変ですが、飼主さんとの絆を深める大切なコミュニケーションのひとつにもなりますので、この機会に是非チャレンジしてみてください。 最後に、ご自宅でも簡単に出来る、皮膚のチェックポイントをご紹介します。 健康な犬の皮膚とは
●毛艶がよく光沢や適度な弾力がある ●体臭が少ない ●枝毛やかゆみも少ない
健康状態がよくないと
皮膚の毛艶が悪くなる(弾力性がなくなる) 毛がパサパサしている 抜毛やフケが多くなる 体臭が強くなる 体がベタベタする 皮膚が硬くなる 体の特定部分をすごく気にしているなど・・・
是非、参考にしてみてください。